5月8日に天草市在住の女性(91)がマダニに噛まれて死亡した。
日本紅斑熱に感染したことが原因とのこと。
マダニを媒介した感染症による死者は熊本県内で今年初めてとのこと。
マダニとは
マダニはハーラー器官と呼ばれる感覚器を持ち、これらによって哺乳類から発せられる酪酸の匂いや体温、体臭、物理的振動などに反応して、草の上などから生物の上に飛び降り吸血行為を行う。その吸血行為によって、体は大きく膨れあがる
引用元:Wikipediaより
日本紅斑熱とは
紅斑熱群リケッチア症は広く世界に分布し、北米大陸にみられるロッキー山紅斑熱、地中海沿岸にみられる地中海紅斑 熱、オーストラリアにみられるクインズランドダニチフスなどが代表的なものである。わが国でも1984 年に患者が初めて報告され、日本紅斑熱とよばれるようになった。本症は紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonicaを起因病原体とし、野山に入りマダニに刺咬されることにより感染する。
引用元:NIID
マダニを介して細菌に感染することで発症し、発熱や発疹、けん怠感、頭痛などを伴う。
潜伏期間は2〜8日間。
治療は、抗菌薬を使用する。
注意するポイント
春から秋にかけてマダニの活動期となる。ちょうどこの時期はレジャー等の屋外活動も増える時期なので、安易に草むら等に入らないように注意をすることが大事。
もし、森林や草地に入るときは以下の内容を注意をして、マダニにかまれないようにすること。
- 肌の露出を少なくする
帽子や手袋、首にタオルを巻くなどする - 長袖、長ズボンなどを着用
シャツの裾はズボンの中にいれ、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる
- 足を完全に覆う靴をはく
長靴などをはき、サンダルなどを避ける - 明るい色の服を着る
体に付いたマダニを目視で確認しやすくなるため
かまれた時の対処法
- 無理に引き抜かない
皮膚科などでダニの除去、洗浄をしてもらう
引き抜くとかみついた顎が皮膚の中に残ってしまうので、必ず、皮膚科にかかること - 数週間は体調の変化に注意
発熱などの症状があれば医療機関を受診してください
まとめ
これから季節が良くなり、レジャーに出かける機会も増えてくると思うので、基本は、危なそうなとこには近寄らないということが大事だと思う。
みなさんも十分注意して、レジャーを楽しんでもらいたいと思う。
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