子供から大人まで楽しんで学ぶSwift簡単入門!!!
前回は、変数に関してでしたがいかがでしたでしょうか。
もしよくわからなかったということであれば、もう一度「Swift簡単入門〜変数編|XcodeのPlaygroundで楽しい学びの世界」を確認してみましょう。
もし、検索からこちらに飛んできた方は、初回の「Swift簡単入門〜準備編|XcodeのPlaygroundで楽しい学びの世界」からスタートしてみてください。
今回は、配列とタプルについて覚えていきたいと思います。
配列とは
シンプルなコードの例を見ていきましょう
//配列(Array)
var hairetsu = [10 , 20 , 30,40,50];
//配列を出力
print(hairetsu) // "[10, 20, 30, 40, 50]\n"
2行目は配列の宣言と初期値の設定を行っています。
5行目は、その配列を出力するコードとなります。
その行のコメントの部分が実際に出力された内容となります。
いかがでしょうか。イメージした通りの内容だったでしょうか。
配列の値
次は、各値の取り出し方を学習していきたいと思います。
let pickup = hairetsu[0]
print(pickup) // "10\n"
print(hairetsu[3]) // "40\n"
1行目は、値を取り出し、pickupという名の変数に値を代入しています
2行目は、その代入した変数を出力しています。
3行目は、配列を直接出力しています。
タプルとは
配列と似ているのですが、種類の違う値を複数持つことができる変数となります。
それでは、早速、例を見てみましょう
// 基本形
var tuple = ("山田太郎", "30歳", "大阪出身")
// 名前付き
var tuple2 = (name: "山田太郎", age: "30歳", born: "大阪出身")
このように、複数の種類の値をセットで持つことができます。
ここで注意して欲しい内容があります。
タプルは値の集合を()カッコで括ります。ちなみに、配列は[]カギカッコでしたね。
更に、このタプルを配列に入れることでデータベースのような状態のデータセットができます。
この状態をエクセルで例えると、A列が名前、B列が年齢、C列が出身地というならびになって、各行にメンバーが入っているような状態のデータを作れます。
上位の内容をコードで表現したらどのように記述するでしょうか
// コードが長くなるので基本形で書きたいと思います。
let member = [("山田太郎", "30歳", "大阪出身"),("山本花子", "25歳", "神戸出身"),("小島二郎", "33歳", "奈良出身")]
// ("山田太郎", "30歳", "大阪出身")
// ("山本花子", "25歳", "神戸出身")
// ("小島二郎", "33歳", "奈良出身")
このデータ構造は、色々な場面で使えると思いますので、しっかり覚えて欲しいと思います。
タプルの値
それでは、タプルの値の取り出し方法を確認したいと思います。
// 人の取り出し方法
print(member[0]) // "("山田太郎", "30歳", "大阪出身")\n"
// 人の名前の取り出し方法
print(member[0].0) // "山田太郎\n"
// member[0]の人の0番(一番目)の値を取り出すという意味
member変数は、各値に対して、名前をつけなかったので、各値に対して自動的に番号が割り振られた状態となります。
もし、値に名前をつけている場合は、その名前で呼び出すことができますので、もう少しわかりやすくなると思います。
自動付与の番号は、「0,1,2 ...」と0番からスタートしますので、0番が1番目の値となります。慣れないうちは間違いやすいので、注意をしていただきたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
急に難しくなりましたか?それとも大丈夫ですか?
配列は、複数の同じタイプのデータを扱いたいときに使います。
タプルは、複数の違うタイプのデータを扱いたいときに使います。
配列の中にタプルを入れて、データベースのような複数の複雑な値を扱うことができるようになります。
それでは、今回はこのくらいにしたいと思います。
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